気付いた時に君はいない
ふとした拍子に君を思い出す
君の知らない仲間とのパーティ
浮かれて騒ぐ皆の中で
はっと心の景色だけが昔に帰る
目に見えるものは全然違うはずなのに
頭の中に君の声がこだまする
君を思う時
君の思いに答えられなかった自分の情けなさ
自分の気持ちに気付かなかったはがゆさ
噛み締めて
愚かな男と心がねじれる
同じ道は辿っていないのに
初めて見る景色の中で
心は君に取り残されたまま
君が好きでいてくれたから俺は俺でいられたんだと
気付いた時に君はいない